島根県看護連盟
会長 松尾 英子
日頃より、島根県看護連盟活動へのご理解とご支援ご協力に心から感謝申し上げます。6月23日の総会にて会長に就任いたしました。重責ですが精一杯努めたいと思います。
私は、これまで臨床の看護師、看護管理者として組織運営に関わり、その後9年間看護連盟の支部長をつとめながら、地域のさまざまな活動にも参加させていただきました。とくに地域包括ケアシステムの深化の過程では、看護を中心に高度な専門的な知識・技術と、各職種間の連携の重要性を実感したところです。
少子高齢化が進み、看護の担い手が減る中で看護のニーズは増加します。2023年10月には「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」が改定されました。これらを現場でどのように活かすかが課題です。また、2023年4月「国家公務員医療職俸給表(三)」の見直しがなされました。公的、民間と、広範な医療機関の看護職員の賃金制度・賃金水準に一定の影響を及ぼす医療職俸給表の見直しですが、多くの看護職員が対象にならない状況があります。さらに今年6月の「ベースアップ評価料」の新設がされました。最終的にはどの職種の賃金をいくら上げるのか、分配方法は各施設で自由に決めることができます。この評価料が看護職の賃上げに活用できているのか、各現場の声をしっかり受け止め、行動をおこしていきたいと思います。
看護連盟は、看護協会の政策提言活動を実現させるために、政策決定の場である国政・地方議会に看護の代表者を送り、政策決定の場で伸展させることが使命です。看護連盟の組織内候補予定者である石田まさひろ議員の応援をよろしくお願いします。
看護職者の皆さま、各施設の皆さまの力をいただき、組織力強化、会員獲得により一層の努力をしてまいります。ご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。