• 会長
  • 島根県看護連盟会長 
    川 合 政 恵

    会員の皆様には、日頃より看護連盟活動にご支援ご協力をいただき、心より感謝申し上げます。本来なら、ナイチンゲール生誕200年となる2020年は、人々の健康の向上に貢献するためのNursing Now世界的キャンペーンへの取組みが展開される年、年明けからの新型コロナウイルス感染症の拡大により、行事の一部を縮小せざるを得ない予期せぬ事態に見舞われました。医療現場では多くの看護職が、感染リスクと背中合わせのなかで困難に立ち向かっている状況にあります。

    ナイチンゲール没後110年に新たなウイルス感染症に遭遇し、ナイチンゲールが予防医学、感染管理学について理論的で経験的に教えてくれた、その偉大さを改めて思います。過酷な現場で医療を守っている看護職の奮闘ぶりは、地域の人々から、看護への信頼と期待感を高めています。使命感強く未知のウイルス感染症の看護に当たられている、その看護実践こそが、Nursing Nowキャンペーンの主旨を社会に広く伝え、訴えることになっているのではないでしょうか。

    看護職代表の国会議員の方たちは、国政の場で医療現場の声に立脚した感染症対策を国が責任をもって進め、予算措置を講ずるようにと奔走されています。私たち看護職は専門職組織を通じて議員を支援し、人々の期待に応えられる、看護職が活躍できる仕組みづくりに取組む重要性について、思いを強くするところです。

    日本看護協会、日本看護連盟は新型コロナウイルス感染症に対応している看護職に対する危険手当の支給等について政府に要望しました。県看護連盟は県看護協会と連名で県議会に対して、国が講じる新型コロナウイルス感染症対応交付金による予算が確保されるよう要望しました。島根県選出国会議員との新型コロナウイルス感染症対策web会議が開催され、看護連盟として要望を述べ看護職確保対策等の意見を伝えました。要望内容は次のとおりです。

    1.新型コロナ感染症患者の看護業務に従事している看護職員への「危険手当」の個人への支給。
    2.看護職員が帰宅せずホテル等に宿泊した場合の宿泊費の補助。
    3.医療従事者を感染から守る防護具の速やかな供給。4.妊娠中の看護職員の休業に伴う代替職員の確保。

    今回の要望に対して、島根県として次の方針が明らかにされました。

    ・「危険手当」の助成事業を盛り込むとし、一人日額4000円程度、4月にさかのぼって適用する。
    ・宿泊費の補助、宿舎等の環境整備等に対する補助を実施する。
    ・院内感染防止のため新型コロナウイルス感染者と直接接する医療従事者のPCR検査をできるよう準備する。

    医療現場からの声は政治を動かします。皆様からの現場の声をお待ちしています。
    今後とも、連盟活動へのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。