会長挨拶

島根県看護連盟
会長 川合 政恵

2024年度島根県看護連盟通常総会 会長あいさつ

 

令和6年度島根県看護連盟通常総会の開催に当たりごあいさつを申し上げます。

会員の皆様には、日頃より連盟活動へのご理解ご協力をいただきありがとうございます。

1月に発生しました能登半島地震、被災地域での支援活動に当たられた会員の皆様に心からの敬意を表します。

劇症型溶血性連鎖球菌感染症が過去最悪、山陰でも増加してきており、大きな脅威となりつつあるとの報道があります。特に医療現場におかれては感染拡大の先行きを懸念されていることかと推察いたします。

2023年度は看護政策をめぐる大きな動きがありました。看護職が多大な恩恵を受けてきた「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本指針」が改定され、看護の資質の向上を図りながら、これからの看護職の確保、処遇改善等を推進するための方向性が示されました。人確法制定前の深刻な看護師不足から30年が経ち、看護職就業者数は2倍に増加、看護系の大学・大学院は30倍に増加、看護職員の働く環境、働き方も大きく変化しました。看護職の活動が拡大するなか、医療・介護現場、看護職能団体それぞれのところで看護の諸課題を改善・解決に導く指針として、活用が進んでいくことが求められています。

看護職員の処遇改善に関連する動きでは、2023年の処遇改善評価料に続き2024年度の診療報酬改定で看護職員、看護補助者を含めた医療関係職種の賃金アップ「ペースアップ評価料」が新設されました。日本看護協会、看護連盟、全国の協会、連盟が一斉に国に要望し、診療報酬点数アップを働きかけ、看護職国会議員の皆様の多大なる尽力があって実現しました。会員の皆様の声が大きな成果に結びつき6月からスタートしました。

さて、2023年度連盟活動を会員の皆様のご協力をいただき行うことができました。

本日の総会では、2024年度事業計画等、連盟活動についてご審議いただきます。活動のポイントは青年部の支部化と基盤づくり、看護職国会議員、地方議員との連携と支援、支部単位での会員施設との連携の推進等です。

本日は、限られた時間ではありますが、会員の皆様のご意見をいただき事業を推進してまいりたいと思いますので宜しくお願いいたします。

看護連盟は、これからも看護職が地域の人々の健康や暮らしを支援していくために、保健・医療・福祉に関わる政策が社会の変化に沿うものとなるよう、制度の改善や政策の実現を目指し取り組んでまいります。会員の皆様には、今後ともご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。