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島根県看護連盟 会長 川 合 政 惠 

 

《看護職の政治力で看護政策の実現を》

若葉薫る好季節となりました。5月8日より新型コロナウイルス感染症は2類相当から5類へと移行されました。ウイルスの類型が変われども看護職の働く現場ではウイルスとの対峙は続いていくことに変わりはありません。感染症対策に留意しながら今年度事業を進めてまいります。会員の皆様には連盟活動へのご協力をよろしくお願いいたします。

2022年度、看護連盟と看護協会が連携、協力して取組んだ活動成果として、友納りお参議院議員の初当選であります。さらに31年ぶりに「医療職俸給表(三)」の級別標準職務表の見直しが実現しました。また、県内では新たに「感染管理認定看護師教育」の開講と訪問看護をトータルで支援する「島根県訪問看護支援センター」を県委託事業として受託することとなったことです。これからの看護の充実と発展そして看護職の地位向上にとって重要な政策が看護協会、看護連盟の会員力でもって実現できたことになります。

看護専門職として、医療や看護政策の決定に影響を及ぼしていくことは、看護の未来づくりのためにとても重要なことです。個人レベルではできないことを改善、解決していくのが組織の力です。看護連盟の組織基盤を強化していくことが不可欠であります。会員の皆様には、今後とも連盟組織のパワーアップに向け一層のご理解をお願いいたします。