「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」改定を受けて ~どの世代の職員にとっても働きやすい職場環境を目指して~
「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」改定を受けて
~どの世代の職員にとっても働きやすい職場環境を目指して~
出雲市立総合医療センター 副院長 永瀬里佳
令和5年10月26日に「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」が告示されました。近年、看護師の確保と定着は医療現場における喫緊の課題となっています。
看護師確保において重要なことは就業環境の改善であり、夜勤等の業務負担の軽減や勤務間インターバルの確保、育児・介護などライフステージに応じた勤務環境の整備が必要となります。
若手からベテランまでが安心して働ける環境を整えることは、患者さまに選ばれる病院づくりにも繋がると考えております。
看護師が専門性を発揮できる鍵となるのが、看護補助者との効果的な協働です。
外国人補助者の採用も重要な戦略であり、当院でも令和6年6月より特定技能外国人補助者を採用し、現在8名の職員が勤務しています。日本の文化や言語に適応するためのサポートが必要ですが、早出や遅出、休日勤務や夜勤等、多様なシフトに入り戦力となっていただいています。外国人看護補助者の採用は、人材不足の解消だけでなく、職員の指導スキルの向上や業務改善のきっかけとなり、職場の活性化にも繋がり多くのメリットを実感しております。今後は介護福祉士資格取得支援や試験対策を提供し、定着を図ることも検討しております。
次に、就業継続を難しくする要因の一つである夜勤負担に関しては、急性期病棟での2交代導入にあたり、新しい勤務時間(遅準17:15~2:00)を設定し、交代での仮眠時間の確保を可能としました。また夜間入院の業務改善も行い負担軽減に努めています。
看護職の平均年齢も上昇する中で、個々の職員の健康や家庭状況をふまえ、どの世代の職員にとっても働きやすく、働き続けられる職場には、単に給与や労働条件を改善するだけでなく、働く環境や職場文化を見直し、お互い様と感謝の気持ちがある組織風土も重要と感じています。
今後もこれらの取り組みを推進することで看護職の魅力を高め、職員の定着に繋げたいと考えております。

