12025年を間近に控え、人口減少や少子高齢化といった問題を肌で感じるようになってきました。このような状況の中、看護職が学び続け働き続けられる環境を整える目的で「キャリア支援室」を設置することになりました。当院は宍道湖の南東に位置しており、8階のキャリア支援室からは宍道湖の絶景を眺めることができます。キャリア支援室の役割は 1)人材確保と定着支援、広報活動、2)研修による人材育成、3)キャリア形成支援、4)看護研究支援です。現在の体制は、教育専従看護師長を室長とし、家族支援専門看護師であるスタッフとキャリアコンサルタント(週二回勤務)の3名で業務に就いています。

 半年が経過したところでの活動状況は、多くの時間を人材育成と定着支援に費やしています。定着支援としては、院内の全ての看護職員がいつでも安心して相談できる部屋として門戸を開いています。特に社会人1年目となった新人看護職員にとっては、リアリティショックに始まりわからないことの連続です。また中途採用の看護職員も多くの戸惑いを抱えてスタートを切ります。もちろん部署でのサポートや働きながら教えるOJTが最も有効ではありますが、そんな中で心の拠り所となる場所と支援者がいるという心強さを持ってもらいたいと思いこの部屋ができました。開設の効果もあってか、定期的な面談以外にも相談に訪れるスタッフもいます。

 まもなく新しい年度を迎え、また新たな顔ぶれの学びの支援が始まります。施設ごとに状況は異なるかもしれませんが、どのような立場であっても私たちは共に働く仲間を心から歓迎し、育って欲しいと願っています。そしてあるときは新たな道へと送り出す機会もあるかもしれませんが、看護職として歩み続けることを願っています。これからも看護職が学び続け働き続けられる環境のために精一杯尽力していきたいと考えています。

                    

 

岩本

 

 

松江市立病院

副看護局長 岩本 理恵